
※つや肌イメージ。
皆さんは、ツヤ肌とマット肌の違いについて、ご存じですか?
ベースメイクは、主に素肌のようなナチュラルな仕上がりの「ツヤ肌」と、カバー重視の滑らかできめ細やかな「マット肌」の2つに分けられます。
ツヤ肌とマット肌では、与える印象やベースメイクのつくり方に大きな違いがあります。
この記事では、
①ツヤ肌・マット肌の特徴、
②使い分け方、
③メイクのポイント&おすすめコスメ
の3つの項目について詳しく説明していきます。
ツヤ肌・マット肌の特徴
ツヤ肌とマット肌では、見た目も印象も異なります。
【ツヤ肌】
ツヤ肌は、頬や額などに適度なツヤがあり、肌の内側から発光しているように明るく、潤いとハリを感じさせる肌です。素肌感があり、健康的でフレッシュな印象を与えます。
毛穴や小じわなどを、光の反射により目立ちにくくする効果があります。
【マット肌】
マット肌は、ツヤを抑えた、陶器のように滑らかな肌を指します。毛穴をしっかりとカバーして、肌の凹凸を無くすため、キメの整った肌になります。上品で落ち着いた印象を与えます。
ツヤ肌とマット肌の使い分け方
ツヤ肌とマット肌では、印象が大きく異なるため、使い分けが重要です。自分がなりたい顔の印象、または自分の肌質で使い分けるようにしましょう。
なりたい印象によって使い分ける
ツヤ肌は、素肌感があり、潤いやハリをだすため、素肌感があることから、カジュアルなシーンにおすすめです。また、華やかな印象を加えることもできるため、パーティーなどの華やかな場にも適しています。
一方、マット肌は、滑らかできめ細やかな肌のため、上品な印象になります。仕事などの畏まった場に適した肌と言えるでしょう。また、陶器のような人形の肌のようなイメージも演出できます。
肌質によって使い分ける
自分の肌質に合わせて使い分けることで、化粧崩れしにくい肌をつくることができます。
ツヤ肌用の化粧品は、乾燥肌との相性が良いとされています。ツヤ肌用の化粧下地やファンデーションには、保湿成分や油分が含まれていることが多いからです。
一方、マット肌用の化粧品は、脂性肌との相性が良いとされています。マット肌は、パウダーを使うことで皮脂を吸着するため、脂性肌の余分な皮脂による化粧崩れを予防できます。

※マット肌イメージ
メイクのポイント
ツヤ肌
・ツヤ肌をつくる時は、しっかりと肌を保湿することが重要です。
肌の保湿が不十分で、肌が乾燥すると、余分な皮脂が出て、ツヤ肌ではなく「テカリ肌」になります。
①化粧下地:保湿力が高く、パール感があるものを選ぶ
下地を塗って、トーンアップし透明感を仕込みます。
お勧めプライマー
②ファンデーション:保湿効果が高いリキッドタイプを選ぶ
リキッドファンデーションは、カバー力や保湿力に優れていて、お肌にピタッと密着するため、内側から発光しているようなツヤ肌がつくれます。
お勧めファンデーション
③フェイスパウダー:パール感があるものを選ぶ
肌の表面をさらっと仕上げて、テカリを防ぎながら、ツヤ感を出すことができます。
お勧めフェイスパウダー
・正しい位置にツヤをプラスする
ハイライトでやみくもにツヤを入れてしまうと、肌全体がテカっているように見えます。おでこの中心、鼻筋、頬骨の高い位置、目頭やCゾーンなど目の周り、唇の上、顎の6つの部分を中心に、ツヤを入れてみてください。
マット肌
マット肌をつくる時は、肌の凹凸を無くすことが重要です。
①化粧下地:皮脂をコントロールできる下地を選ぶ
マット肌をつくるポイントは、凹凸のない滑らかな土台を作ること。化粧崩れが気になる方は、皮脂吸着効果のあるものがおすすめ。
お勧めプライマー
②ファンデーション:カバー力の高いものを選ぶ
マット肌は、ツヤ肌と違って、光の反射で肌の粗を隠す効果がありません。そのため、カバー力の高いファンデーションで、キメの整った肌を作りましょう。顔全体に厚塗りすると、重たい印象になるので、全体的に薄めに塗ることがコツです。
お勧めファンデーション
③フェイスパウダー:パールの入っていないものを選ぶ
キメの細かい質感を際立てて、表面がサラサラしたマットな肌に仕上げることができます。
お勧めフェイスパウダー
いかがでしたか?今回は「ツヤ肌」と「マット肌」の違いについて解説しました。ベースメイクの参考にしてみてくださいね!