ニキビは、毛穴に皮脂が詰まり、そこでアクネ菌が繁殖して炎症を引き起こすもの。私たちの肌には様々なニキビの段階があり、それぞれに特徴があります。
白ニキビ：私の肌の初期段階のニキビ。毛穴に皮脂がつまり、その出口が閉じてしまった状態。
黒ニキビ：白ニキビの次のステージ。毛穴の出口が開き、外の空気と接触することで皮脂が酸化し、黒く見えるようになるの。
赤ニキビ：アクネ菌が活発になり、炎症を引き起こしてしまう時のニキビ。
黄ニキビ：炎症がさらに進行し、膿がたまってしまうことがあるニキビ。
そんな私たちの大敵、ニキビ。でも、ちゃんとしたケアで改善することが可能よ。どうやってケアすればいいのか、一緒に見ていきましょう。
食事とニキビの関係
皮脂の過剰分泌は、ニキビの大きな原因となります。
油っぽい食べ物や甘いお菓子の過度な摂取は皮脂の分泌を盛んにさせてしまうので、私たち女性は特に気をつけたいところ。バランスの取れた食事は美肌への鍵だけど、ニキビをケアするために特別に意識したい栄養素もあります。
まず、ビタミンB群。これは皮脂のバランスを整えてくれます。豚肉やうなぎ、玄米、レバー、そして私のお気に入り、納豆やブロッコリーにたっぷり含まれています。
そして、ビタミンC。これは肌のターンオーバーをサポートし、ニキビ跡のケアにも役立ちます。キウイやいちご、そしてブロッコリーやキャベツに豊富に含まれています。特にじゃがいものビタミンCは、調理してもあまり失われないから、お料理にも最適。
最後に、ビタミンE。これは肌のバリア機能をサポートし、血流を良くしてくれます。かぼちゃやサーモン、アーモンドやその他のナッツ類、うなぎやいわしに多く含まれています。
食生活を見直して、美肌を手に入れましょうね。
正しい洗顔の方法
洗顔を適切に行わないと、皮脂が毛穴に詰まり、ニキビの原因となります。
洗顔時には、豊富な泡で肌を優しく包み込みながら、強くこすらないように注意しましょう。
特にTゾーンなどの皮脂が多い部位は、洗い残しがないよう十分に洗浄しましょう。朝の洗顔について、水だけで済ませる方もいらっしゃるかと思いますが、ニキビができやすい方は、朝も洗顔料を使用して洗顔することをおすすめいたします。
ピーリングやスクラブ入りの洗顔料は、週1回程度の使用であれば問題ございませんが、既にニキビができている場所には使用すると、刺激となり、ニキビの痕が残る可能性がありますので、控えましょう。
また、ニキビケア専用の洗顔料も販売されておりますので、これを使用することも考えてみてはいかがでしょうか？
保湿の大切さ
「ニキビができる＝油分過多」という考えから、保湿をおろそかにしている方も少なくないかと思います。
しかし、実は皮脂が多めな肌であっても、内部での水分が足りていない、いわゆるインナードライの状態である方が多いのです。
肌が水分を感じ取ると、さらに乾燥を防ぐために皮脂を増産してしまいます。これにより、水分は少なく、皮脂は過多というバランスの取れていない肌状態になってしまうのです。
皮脂と水分は異なるため、皮脂が気になる方も、しっかりとした保湿を行い、肌の水分・油分のバランスを整えることが大切です。
さらに、ビタミンCは皮脂の分泌を調整する効果があるため、スキンケア商品を選ぶ際には、ビタミンCが配合されているものを選ぶことをおすすめします。
ライフスタイルの見直しでニキビ対策
ストレスや不足した睡眠は、ホルモンバランスを崩す要因となり、ニキビを引き起こす原因となります。
完全にストレスを無くすのは現実的ではないかもしれませんが、適切に解消する方法を見つけ、ストレスを溜め込まないよう心掛けることが大切です。
また、忙しい日常で生活習慣を見直すのは容易ではないかもしれませんが、例えば、普段よりもわずかに早く寝る、食生活の過剰な摂取を控える、週に1日の休肝日を設ける、日常生活の中での軽い運動を取り入れるなど、小さな改善から始めることで、肌への良い影響をもたらすことができます。
いかがでしたか？
ニキビが進行すると痕が残りやすくなりますので、早期の適切なケアが大切です。手の届く範囲でケアを始め、美しい肌を手に入れる一歩を踏み出しましょう。